毎朝たくさんの鳥たちの声とともに目が覚める |
インドに来て、ひと月半。
日常のあれこれに煩わされない分、ギリギリのところまで、自分と向き合うことになる。
いや、以前は、そこまで向き合えなかったのかもしれない。
どこかで、目を背けたり、少し逃げたり。
今回は、それをせず、後に引かない自分がいる。
そうせざるをえない時が来たのか、それとも、それができるようになったと少しは喜んでいいのか。
ここで目にすること、
耳にすること、感じること。
その中での自分の振る舞い。
それらが引き金になって、
毎日のように、気付くことがある。
そうだったのか、と腑に落ちること。
そうだったよね、と思い出すこと。
そうだと知っていたのに、見えないふりをしていたこと。
今日まで生きてくる間に、
幾重にも重ねてしまった殻のようなものを、
一枚一枚、剥がしていく。
痛い思いもしながら。
なぜそんなことをするのか。
楽なことではないのに。
でも、その先にしか、望むものはないと思うから。