| これはホラー映画じゃないよ |
カットに行ってきたのだけれど、2時間半近く時間がかかった。
なぜなら、美容師さんと話が盛り上がりすぎて、
何度も爆笑していたからだった。
毎回、私が興味を持ちそうな話題を振ってくれて、
調子に乗って私が話す、あまり一般的ではないような、
マニアックな話も興味を持って聞いてくれるので、
あっという間に時間が過ぎる。
もちろん、
お客さんである私に合わせてくれているとは思うけれど、
どうも、物事をちょっと違う角度から見てみる、
という共通の癖があるらしい。
多くの人が感動して泣いたという映画で、
全く感動ポイントが分からず、
自分はどこかおかしいのだろうかとさえ思った、
という美容師さんの話がそもそもの始まり。
実は私もしばしばそういうことがあって、
周りと違う、あるいは、製作者の意図と全然違う反応をしてしまったときのことをお互いいろいろ思い出した。
ホラー映画の、みんながきゃーっと叫んで怖がるところで、ちっとも恐くなくて、むしろとても滑稽に見えて爆笑してしまう。
恋愛映画のクライマックスで、ありえない設定がやはり滑稽に見えて笑ってしまう。
感動モノの映画も、いかにも過ぎる演出にうんざりして冷めてしまう。
美容師さんが昔映画館で見たホラー映画で大笑いした話をしてくれて、
私にもその内容はコントのようにしか聞こえず、
大声で笑ってしまったのだった。
こうして書いていてわかってきたのだけれど、
つまり、こう感じなさい、と、押し付けられることに違和感を覚えてしまうのだと思う。
美容師さんが最後の方で、
これって結局KYってことですかね?
と言ったけれど、
そんなところで空気読まなくていいと思うのだ。
何をどう感じるかなんて人それぞれなのに、
周りと同じ反応をしなきゃ、なんて必要ない。
作り手の指示どうりの感想を持たなきゃいけない理由もない。
映画に限らず、
ちょっと面倒臭いけど、
従順すぎないものの見方、私は大事だと思ってる。
とはいえ、
あまりの大声で周りの人の感動を妨げないようには気をつけようと思うけれど、
ちょっとずれたところで、ずれた反応をしていても、
暖かく見守ってください。
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