2011年暮れ、南インドのどこか。 |
ひとつ前のこのブログを読んで、
私が、誰かに言ってしまったことに関して深刻に悩んでいると思った方たちから、
励ましや慰めの言葉をかけていただいた。
お気持ち、とてもありがたく、嬉しかったし、
言葉というのはいろいろに伝わるものだから、それはそれでいいのだけれど、
実際の私は、悩んで書いたわけでは全然なかった。
(ご心配いただいた方、ゴメンナサイ)
私は自称仏教徒。
先日、お勉強会に参加してきたせいか、
大乗仏教の大切な教えである、利他の行いのことが頭にあって、
このところ、自分の行動を自利か利他かといちいち考えてみていた。
一見、他者のためのように見えても、
よく観察してみれば、実は自分の為であることがほとんど。
生き物として、
最も大切なのは生き延びて子孫を残すことだろうから、
子孫以外の他者よりも、まず自分を優先するのはたぶん当たり前のことで、
だからこそ、
利他の行いは尊いのかもしれない。
そして、
その利他の心を大切にすることは、
難しいけれども、私たちを心地よくさせてくれる。
その流れで、
ふと口にして気になっていた言葉のことも、
相手のことを思って気になったのではなくて、
結局自分の評価が下がることを心配していただけと気がついて、
ああ、やっぱり仏教の教えどおり、
利他の行いは心を穏やかにするし、
自利の行いはその逆だなあと、
むしろすっきりしたのだった。
行いの表面だけを見ずに、
その奥にある動機を、
明らかにしていきたい。
それは、
少し前に書いた、
サンカルパにもつながることだなあと思う。
新年とサンカルパと残りの時間
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